ハンス J.ウェグナー / Hans J. Wegner

ハンスJ.ウェグナーは、デニッシュデザインの海外進出に大きな役割を果たしたほか、1950年、60年代には一般の人々がそれまで抱いていた家具へのイメージを一掃するような家具を次々と発表し、大きな影響を与えました。
椅子のデザインを追求し、500以上のデザインをしていることから、椅子の巨匠として世界中で知られています。

ハンスJ.ウェグナー
家具職人H.F.スタルベアーグの元で家具を学び、17歳で家具職人の資格を取得。
1936年から1938年まで工芸スクールに在籍し、その後デザイナーとしての活動を開始しました。
1944年には、中国の明朝時代の椅子に影響を受けたチャイナチェアシリーズの最初の作品となる椅子をデザインしました。
このチャイナシリーズの最後の椅子となるのが1949年にデザインされたCH24、Yチェアです。
Yチェアは、カール・ハンセン&サン社で1950年から生産され、今日ウェグナーの最も成功を納めた椅子となっています。この「Yチェア」がレストラン「イルクリマ」で使われています。

1950年からは、カール・ハンセン&サン社はウェグナーデザインの機械加工で量産できる椅子を、テーブル類をアンドレアス・ツック社(1972年廃業)、張りぐるみのイージーチェアをAPストーレン社(1974年廃業)、ソファやデイベッドをGETAMA社、収納製品を製作するRyモブラー社(1980年代廃業)の5社が共同でウェグナーの家具を販売するプロジェクトとして「サレスコ(Salesco)」が設立されます。
現在では、カール・ハンセン&サン社、PPモブラー社が、ウェグナーの家具の多くを製作・販売しています。

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